「リベラル」を自称する人々は、人間や諸民族における「多様性」を訴え、少数民族やLGBTなどの「マイノリティー(少数者)」、あるいは移民や外国人労働者の権利を守れと主張する。 「偏見」に基づいて人々を差別するのではなく、少数者の異なる意見も受け入れるべきだというのが彼らの主張である。 彼らの主張を文字通りに受け止めれば、彼らは世間から受け入れられることのない社会的弱者の擁護者ということになるだろう。 だが、彼らは本当に社会的弱者の擁護者と呼ぶべき立場の人々なのだろうか。私は極めて疑問に思っている。否、その正体は偽善者であると確信している。 具体的な一つの逸話を紹介するところからはじめよう。 ある大学に通う学生は大変な読書家で、その大学の生協で大量に本を購入することで有名だった。彼の名を仮に竹上君としておこう。私自身が竹上君と出会ったのは、一般市民を対象とした講演会で私が講演させてもらったとき
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