米国国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology、NIST)が定義した「クラウドコンピューティング」の特性を備えたシステム。それをユーザー企業が主体的に構築するものを「プライベートクラウド」と定義しています。 筆者なりにNISTの定義をとらえると、以下のようになります。 (1)プール化 計算資源(CPU資源やメモリ資源など)はプール化されて取り扱われ、利用者は必要なときにそれを利用できること。 (2)自律運用 ポリシーベースの運用が可能で、ルーチン化された操作タスクは自動化もしくは半自動化できること。 (3)セルフサービス プロビジョニングとデプロイメントは、ポリシーベースのセルフサービスモデルを通じて極めてシンプルに提供されること。 (4)コントロール インフラは可用性の高いプラットフォーム上に構築され、適切な資源管理、