どこまで「オープン」なら、ユーザーは安心できるのか 吉田(モデレーター):日本では、クラウド利用者に対して国として強くコミットしていると個人的に感じています。例えば、経済産業省からは「クラウドセキュリティガイドライン」というものが出ています。また、ISOなどの国際的な委員会などでも日本は非常に発言力を持って、海外の方々と議論を行っているように感じています。 IaaSであれば、ホワイトペーパーなどによる情報開示が重要になってきます。自分で作ったネットワークではないので、事業者からある程度情報開示がされていなければ不安であるというのはもっともだと思います。その範囲は、データセンターがどういったファシリティや設計思想を持っているのかといったことで、それが自分たちが利用しているデータセンターより優れたものであることが分かれば、納得感があるはずです。セキュリティやシステム全体を任せるというという点で