キックオフ直前の福岡イレブン。バックスタンドには「J1」のコレオグラフィーが浮かび上がる 【宇都宮徹壱】 「プレーオフで負けたら? そりゃあ、失うものが大きすぎますよ! だって順位表を見てみてください。相手(V・ファーレン長崎)との勝ち点差が22もあるんですよ。それなのにウチのアドバンテージはホームでやれるくらいしかない(笑)。一発勝負で、もし向こうが決勝に行ってしまったら、こっちはあまりにも失うものが多すぎる」 アビスパ福岡のサポーターグループ『ウルトラ・オブリ』の代表を務める山本圭吾は、モツ鍋をつつきながらそう力説した。なるほど確かに、説得力がある。前日(11月28日)にはJ1チャンピオンシップで、年間順位2位の浦和レッズが3位のガンバ大阪に、延長戦の末1−3で敗れていた。それでも両者の勝ち点差は9。3位福岡と6位長崎との勝ち点差22と比べると、さほどの開きがないように感じられてしまう
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