ソフトバンクは「勝てば優勝」という震える最終決戦を松田の感動的なサヨナラで決めてゴール。3年ぶり18度目のリーグ制覇を遂げた。優勝インタビューで、秋山監督は、「全員」「チームワーク」というキーワードを口にしたが、まさに故障者が出ながらも全員でカバーしながら144試合目にして、ようやく浴びた美酒だ。さて、気になるのは、5年以上の実績のある野球記者の投票によって選ばれるMVP。突出したタイトルホルダーなどのヒーローがいないため、その候補に何人もの名前が挙がる。 投手陣で先発マウンドに上がったのは、実に14人。「9人ローテーション」と言われるほど登録抹消を巧みに使いながらピッチャーを回してきた。その中でも軸となったのが、スタンリッジ、摂津、中田の3人。スタンと中田が揃って11勝、摂津が10勝で2桁トリオとなったが、投手陣では、むしろリーグナンバーワンの救援防御率2.38を誇ったブルペンからピック
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