独ベルリン(Berlin)で「祈りと学びの家」の建設予定地に立つキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖職者ら(2014年6月3日撮影)。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL 【6月11日 AFP】キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒──異なる三つの宗教の信者が一つ屋根の下で祈る。そんな画期的なプロジェクトが、それぞれの宗教の聖職者たちの提唱によって、ドイツの首都ベルリン(Berlin)で進められている。建設予定地は市中心部のピーター広場(Petersplatz)。2018年までに完成予定だ。 教会でもなく、シナゴーグでもなく、モスクでもない。それぞれの要素が少しずつ組み込まれたこのセンターは今「祈りと学びの家」と呼ばれている。世界に類を見ない宗教施設になるだろうと提唱者たちはいう。 この4400万ユーロ(約60億円)規模のプロジェクトの目的は、異なる宗教間の対話の重要性を示すことに