キリスト教徒の夫婦がイスラム教徒の集団から暴行を受けた後、窯で焼かれて殺害された事件が起きたれんが工場(2015年11月19日撮影)。(c)AFP/Arif Ali 【1月25日 AFP】パキスタンで2014年、文字の読めないキリスト教徒の夫婦が、イスラム教の聖典コーランの一部をゴミとして捨て、コーランを冒涜(ぼうとく)したとの濡れ衣を着せられた。夫婦は激怒したイスラム教徒の集団から暴行を受けた後、れんが工場の窯で焼かれて殺害された。当時4歳だった夫婦の娘、アリヤさん(偽名)の人生は音を立てて崩れ落ちた。 シャマ・ビビ(Shama Bibi)さんとシャザード・マシー(Shahzad Masih)さん夫妻が殺害されたこの事件は、パキスタンの世論に怒りの火をつけた。イスラム教が国教のパキスタンでは、コーランを冒涜した者は死刑に値し、冒涜の容疑が立証されていない場合でも、自警団などによって殺害さ
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