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ブックマーク / www.l.u-tokyo.ac.jp/~slogos (1)

  • ソシオロゴス 1984年8号

    稿の目的は、A. ホネットがイェーナ期ヘーゲルの承認論に依拠する理由を考察することにある。そのために、ホネットの主著である『承認をめぐる闘争』における「人倫」概念の意義について検討する。というのも、ホネットは若きヘーゲルの人倫に、自立した個人と個人とのあいだの相互承認関係に基づく共同体の構想を見出すからである。このような相互承認関係の拡大を、承認をめぐる闘争の目標として提示するためには、まず、人倫を相互承認の段階論の導入によって再構成する必要がある。さらに、さまざまな自己実現にかかわる諸価値に開かれた闘争の場として、人倫の形式的な構想が必要となる。いまや人倫は「善き生」、すなわち他者とともにある自己実現の可能性の条件となる。それによって、ホネットは善き生がどのようにして可能なのかという問題を批判的社会理論さらには社会構想の問題として提起することができるのである。 近年、経済的な不況や労働

    freedomcat
    freedomcat 2010/08/20
    社会システムの経験的記述とはいかなることか
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