私の「場所としての図書館」論 以前、「次世代の「場所としての図書館」のあり方を自分なりに考えてみました - 図書館情報学を学ぶ」という記事を書いたことがありました。そこでは図書館から「話し合いの場所」としての有用性を見いだして「図書館員が利用者の問題に介入する」というような図書館サービスモデルを提示しました。 今でも「場所としての図書館」に対して強い興味を抱いているのですが、先の記事を書いたときとは少し違う見方をし始めています。 私の理論の欠陥 振り返ってみると、先の記事では図書館員と利用者のコミュニケーションにとらわれすぎて、「メディアを利用する場所」という図書館の本性を置いてけぼりにしてしまっているように思います。 先の記事を引用して、G.C.Wさんが『"「場所としての図書館」試論"』という記事を書いています。この記事でG.C.Wさんは私の主張する図書館モデルに、それを実施するスペース