徳川幕府13代将軍、徳川家定役の愛希れいかです。 ふだんは舞台でお芝居をすることが多いなか、この「大奥」という作品に挑戦することになり、映像ならではの制作現場で日々試行錯誤をしています。 なかでも、「大奥」幕末編の重要シーンのひとつでもある乗馬シーンを撮影したときのことは忘れられません。 父からは虐待を受け、母には毒を盛られ…、と壮絶な人生を送ってきた家定と、支え続けてきた家臣・阿部正弘。このシーンでは、生涯の伴侶を得て身も心も健やかさを取り戻した家定が、志道半ばに重い病を患ってしまった正弘を元気づけようと、馬に乗った姿を見せます。 森下佳子さんの脚本と、よしながふみさんの原作を両方読み、このシーンの重要さに気持ちが引き締まりました。 (「大奥」Season2 第17回より)今まで一度も乗馬をしたことがない私が、自分で馬に指示を出し、この大事なシーンを演じることになったのです。 その挑戦や