東京都豊島区の無職の女(34)=詐欺罪で起訴=の知人男性が相次いで死亡していた事件で、埼玉県と千葉県で死亡した男性2人の遺体から検出された睡眠導入剤の成分が、女が通院先の病院で処方されたものと一致していたことが、捜査関係者への取材でわかった。女がインターネットで練炭を購入していたことも判明。埼玉県警などは、2人の死亡した経緯について調べている。 睡眠導入剤の成分が検出されたのは、5月に千葉県野田市の火災で死亡した無職安藤建三さん(当時80)の遺体と、8月に埼玉県富士見市の駐車場で、レンタカー内から見つかった不動産管理会社員大出嘉之さん(当時41)の遺体。 捜査関係者によると、安藤さんは日ごろから睡眠導入剤を服用していたが、遺体の血液から検出された成分は常用しているものとは異なっていたという。 また、大出さんと安藤さんの遺体の近くからはいずれも練炭の燃えかすが見つかっていたが、女の自宅