2012.08.17 総力戦とは恐ろしいものである (6) テーマ:戦争反対(1190) カテゴリ:戦争と平和 第二次世界大戦の日本の死者は、一般に310万人とされています。目もくらむような数字です。(もっとも、ドイツ、中国、旧ソ連の死者は、日本よりさらに多いのですが) 一方米国の死者は約40万人、イギリスは約50万人(いずれも第二次大戦全体の数字)なので、日本よりはずっと少ないのですが、絶対数で見れば、これもまたとんでもない数字ではあります。 ところで、第二次世界大戦の勝敗を決した大きな要因は航空戦であるというのは衆目の一致するところでしょう。もう一つ、潜水艦戦の帰趨も大きな要因でしたが。 日本軍は、軍用機の防弾装備に無関心※であったため、防御力が大きく劣り、それによって多くの飛行機が撃墜され、ベテラン搭乗員をほとんど失い、戦争末期には搭乗員の練度が著しく下がり、体当たり攻撃という外道の