首都包囲網狭まる=カダフィ大佐、「国を破壊」とデモ非難―リビア騒乱10日目 時事通信 2月25日(金)0時6分配信 【カイロ時事】リビアで最初に反政府デモが起きた15日から24日で10日目を迎えた。最高指導者カダフィ大佐の率いる政府は東部の多くの地域を失った上、チュニジアに近い首都トリポリ西方の町が同日、反政府側の支配下に入ったと伝えられた。大佐の一族に相次いで出国の動きが出始めるなど政権の弱体化は明らかで、事態は重大局面に入りつつある。 カダフィ大佐は同日、リビアのテレビに電話を通じて出演し、国民に平静を呼び掛けるとともに、反政府騒乱で死亡した軍・治安部隊の遺族に哀悼の意を表した。 トリポリの西約40キロのアッザウィヤではこの日、激しい戦闘が発生。大佐は、アッザウィヤの部族に自らを支持するよう呼び掛ける一方、反政府デモ隊を「強盗」と決め付け、「自分の国を自分で破壊している。互いに殺し