吉野家ホールディングスは5日、傘下の牛丼チェーン「吉野家」の5月の既存店売上高が、昨年5月に比べ15・9%増えたと発表した。4月18日から牛丼並盛を100円値下げして280円にした効果が出た。客数も同31・0%増え、いずれもほぼ同社が見込んでいた通りの伸び率となった。 値下げで1杯あたりの利益は減るが、年間を通して売上高が昨年に比べ10%以上増えれば、目標の利益率を確保できるという。今後は、現在限定販売している「鰻(うな)丼」(並盛680円)に続き、8月ごろにも高価格の新商品を投入し、客単価を高めたい考えだ。 関連記事すき家、牛丼最大手のプライド 「吉野家は2周遅れ」(5/15)吉野家、3期ぶり赤字 「牛丼並盛」値下げでてこ入れ(4/12)