堀米ゆず子さんと今回押収された名器ガルネリ ベルギー在住の世界的バイオリニスト堀米ゆず子さん(54)が独フランクフルト空港の税関で、手荷物として持っていたバイオリンの名器「ガルネリ」に密輸の疑いをかけられ押収されていたことがわかった。高額の輸入税支払いを求められている堀米さんは「これまで何の問題もなかったのに」と困惑し、愛器の一刻も早い返還を訴えている。 堀米さんによると、東京からベルギーに帰国する際に乗り換えたフランクフルト空港で16日、バイオリンを押収され、26日までに輸入税として19万ユーロ(約1900万円)を支払うよう求められている。さらに脱税の疑いもかけられている。堀米さんは正当な所有などを証明する書類を提出し、返還を求めているが、交渉は難航しているという。 押収されたガルネリは1986年に堀米さんが日本で購入したという。ガルネリはストラディバリウス、アマティと並ぶ三大名器