完全に理想的な概念として、まっすぐな孔が貫通できてしかも内部が真空でまったく摩擦抵抗がないとします。 もし、地球が自転も公転もしていないのであれば、地球中心部まで石はどんどん加速していき、 中心部を越えると今度は反対向きに重力がかかりますので減速していきます。 反対側の位置の海抜によりますが、日本側で落とした位置と同じ高さまで石は到達し、再び孔の中へ落ちていきます。 永遠にこれを繰り返す永久運動になりますね。 ところが、地球は自転していますので石は地表での自転速度に対応する角運動量を持っています。 このために(地球上の人間から見て)まっすぐ落ちていくことは出来ずに壁にぶつかりながら落ちていくことになります。 最初はゆっくりと、次第に速くなって地球中心部付近ではものすごい勢いで孔の両側の壁に何度も衝突するでしょう。 このときも、壁との間に一切の摩擦が働かないならブラジル側まで行くはずです。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く