イスラエルの考古学(提供/ニシム・オトマズキン) この記事の写真をすべて見る イスラエル・ヘブライ大学のニシム・オトマズキン教授によると、海外の日本研究者のあいだで知られていないのが「縄文時代」だと指摘します。AERA dot.コラム「金閣寺を60回訪れたイスラエル人教授の“ニッポン学”」。今回は、日本とイスラエルの考古学について。 【写真】死海文書 * * * 私はいま、縄文時代を知るため、本州北部への調査旅行から戻ってきたところです。国際的な学者や思想家のグループと一緒に、この5月に、日本国内のいくつかの重要な場所を訪れました。例えば大湯ストーンサークル(秋田県鹿角市)、標高280メートルで日本のピラミッドともいわれている黒又山(秋田県鹿角市)、奥入瀬渓流の「石ケ戸」(青森県十和田市)、大石神ピラミッドともいわれる巨石群(青森県新郷村)、そしてもちろん三内丸山遺跡(青森市)にも行き