キューブラー・ロスの本、『「死ぬ瞬間」と死後の生』を手に取った。様々な角度から見られる彼女だが死の見方を変えさせたのは事実。彼女がこれまでの自分の成果を否定したと伝えられた事もいかにもありそうな事でそれも良かったかもしれない。考え方に絶対はないし。科学が絶対に無いというのは自己矛盾だ。 現代人の不幸は死んだら何も無いということ。人類は誕生して直ぐ死後の世界を思い浮かべて来ただろう。宗教でも死後の世界を否定したものは希有のような気がする。そういう100万年来信じて来た事をここ100年の人間だけが信じる事が許されなくなった不幸である。神は死んで死後の世界も否定された。神は要らないけど死後の世界は欲しいという我が侭は許されないのである。 で、この本で一番残ったエピソードは。彼女が子供のとき3匹のウサギを世話していてとってもかわいがっていた話。しかし父の命令でそのウサギは夕食の御馳走になる運命。そ