ブックマーク / www.kameda.com (3)

  • 亀田感染症ガイドライン:ピペラシリン・タゾバクタムの使い方

    AMR(薬剤耐性)対策は感染症科の重要な役割のひとつです。現在、当院でもいろいろな取り組みをしています。取り組みのひとつに、院内ガイドラインの作成があります。広域抗菌薬の使い方シリーズのひとつ、ピペラシリン・タゾバクタムの使い方、を共有させていただきます。 亀田感染症ガイドライン 「ピペラシリン・タゾバクタムの使い方」 1. 作成にあたっての背景 当院ではメロペネムの使用量は比較的少なく、適正に使用されていると考えられるが、ピペラシリン・タゾバクタムに関しては、使用量が非常に多い状況である。そのため、近年ピペラシリン・タゾバクタム耐性の腸内細菌科細菌(大腸菌など)が大きな問題となってきている。 ピペラシリン・タゾバクタム耐性株を増やさないため、ピペラシリン・タゾバクタムの適正使用を支援する目的で、当ガイドラインを作成した。 2. ピペラシリン・タゾバクタムのスペクトラム グラム陽性球菌とグ

    亀田感染症ガイドライン:ピペラシリン・タゾバクタムの使い方
    fromjupitor
    fromjupitor 2024/03/16
    “「緑膿菌」と「嫌気性菌」に対して活性を有する”
  • 抗真菌薬overview

    抗真菌薬overview ★要点★ 真菌は、酵母様真菌・糸状菌・二相性(形性)菌の3つに分類する 酵母様真菌はCandida属とCyropotococcus属が重要 糸状菌はAspergillus属と接合真菌が重要 抗真菌薬は、アゾール(FLCZ, ITCZ, VRCZ)、MCFG、L-AMBの5剤を覚える FLCZとMCFGはCandida用の抗真菌薬 VRCZはAspergillus用の抗真菌薬 L-AMBは主な真菌はほとんどカバーするが副作用が多い 腎機能で投与量調節が必要な薬剤は、FluconazoleとFlucytosineの2つ ★真菌の分類 酵母様真菌:Candida spp. Cryptococcus spp. 糸状菌:Aspergillus spp. Fusarium spp. Zygomycetes spp. 二相性(二形性)真菌:Coccidioides spp. H

    抗真菌薬overview
    fromjupitor
    fromjupitor 2023/06/17
    “抗真菌薬overview”
  • プレドニゾロン20mgを1ヶ月以上投与する場合はニューモシスチス肺炎予防を考慮する

    ニューモシスチス肺炎(Pneumocystis jirovecii pneumonia:PCP)は、ニューモシスチス・イロヴェチ(Pneumocystis jirovecii)によって引き起こされる肺炎です。 当初は1980年代にHIV患者において頻度の高い肺合併症として認められましたが、ST合剤などによるPCP予防が確立されたため、HIV患者においては減少しております。 対照的に、非HIV患者におけるPCP(非HIV-PCP)が増加し、問題となっております。 血液疾患においても、近年は、PCP予防が確立されたため減少しましたが、化学療法中の固形癌患者や、膠原病の患者、その他、免疫抑制剤使用中の良性疾患の患者において、PCPは増加しております。 しかも、非HIV-PCPは、HIV-PCPと比較すると、進行が急速で重症化し、致死率が高いと報告されています。 (J Infect Chemoth

    プレドニゾロン20mgを1ヶ月以上投与する場合はニューモシスチス肺炎予防を考慮する
  • 1