「知っている日本の都市名を挙げてください。」欧州で質問するとその都市の少なさに驚く。共通した答えは東京、京都、大阪、広島の４都市。これに比べ日本人はなんと多くの欧州の都市を知っていることか！ その理由は、都市の情報発信力（シティセールス）と関係がある。欧米のそうした都市には共通する3つの風格がある。（1）大学（学問）のまち（2）オーケストラ（音楽）のまち（3）プロスポーツのまち。いずれも名前に都市名を冠し、世界に向けて情報発信する平和な武器となる。中でも、プロスポーツのホームタウン（本拠地）はチーム名として画面や紙面に頻繁に登場し馴染み深い。 かつて四大工業地帯の一つとして重化学工業を中心に日本の近代化・高度経済成長を牽引した東西二つの大都市は、長く続いた「公害のまち」のイメージから「スポーツのまち」として国際的なシティセールスを始める。東は川崎市（川崎フロンターレ）、西は北九州市（ニ

Ｊリーグは、「２００８Ｊリーグ　Ｊ１リーグ戦」、「２００８Ｊリーグ　Ｊ２リーグ戦」の順位の決定方法を以下の通り変更いたします。 （変更前）（変更後） ＜総合順位の決定＞ 全日程が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。 但し、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。 （1）得失点差 （2）総得点数 （3）当該チーム間の対戦成績 　（イ：勝点、ロ：得失点差、ハ：総得点数） （4）抽選 ＜総合順位の決定＞ 全日程が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。 但し、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。 （1）得失点差 （2）総得点数 （3）当該チーム間の対戦成績 　（イ：勝点、ロ：得失点差、ハ：総得点数） （4）反則ポイント （5）抽選

我那覇、途中出場から１点／練習試合 川崎Ｆ対東京　後半、途中出場した川崎ＦのＦＷ我那覇は右足でゴールを決める ＜練習試合：川崎Ｆ３－０東京＞◇１日◇等々力 川崎ＦのＦＷ我那覇和樹（２７）が１日の東京との練習試合でゴールを決め、視察した日本代表の大熊コーチにアピールした。１―０の後半１８分にＦＷ鄭と交代すると同４２分、オフサイドぎりぎりのタイミングでＦＷフッキのパスを受け右足でゴール。９日の東京Ｖとの開幕戦前最後の実戦で、３―０の勝利に貢献した。 ワンチャンスにすべてをかけ、決めきった。我那覇は「途中から出ても結果を出すことが大事。１本しかシュートを打てなかったけど決められて良かった」と喜んだ。宮崎合宿ではジュニーニョ、フッキと３トップを組んだが、北朝鮮代表の鄭が東アジア選手権から戻ると控えに回った。途中出場が増えることを自覚し、練習からファーストタッチで決める意識を高めた。 「しっかり決め

ＦＣ東京は１日、等々力陸上競技場で川崎と非公開の練習試合を行い、０−３の完敗を喫した。パスワークで崩せず攻め手を欠くと、川崎の破壊的な攻撃陣に守備網を破られた。開幕１週間前で攻守に不安を露呈したが、城福浩監督（４６）に動揺の色は見えない。試合後、全選手に目指す方向性をあらためて強調した指揮官は「開幕までには変わる」と自信を示した。 試合後のロッカールームに全選手、スタッフが呼び集められた。およそ５分が経過したところで、選手が厳しい表情で出てきた。総勢約４０人の緊急ミーティング。シュート数は８対２０。派手に刻み込まれた「３失点」がそうさせた。 「おまえら、（自分たちのサッカーに）迷いがあるのか。おれはまったくないぞ」。城福監督が声を張り上げた。目を背けず受け止めたというチームの“現在地”。穏やかな表情は試合中から変わらない。パスサッカーへの転換に時間を要するのは百も承知。勝敗は関係ない。ただ

川崎Ｆが破壊力見せつける／練習試合 ＜練習試合：川崎Ｆ３－０東京＞◇１日◇等々力 川崎Ｆの攻撃陣が、破壊力を見せつけた。ジュニーニョとフッキ、鄭大世の３トップが顔をそろえた、今季初の実戦。序盤から３選手がゴール前に詰め寄って東京のＤＦ陣をかき乱した。前半２３分にＭＦ中村憲剛のパスをジュニーニョが押し込んで先制すると、後半２５分にもジュニーニョが追加点を奪取。試合終了間際には途中出場のＦＷ我那覇和樹も得点するなど、計２０本のシュートを浴びせて快勝した。関塚監督は「組織も個人も非常によかった」と手応えを口にした。 一方の東京は、今季から人もボールも連動するスタイルを導入し、終盤には平山相太と新加入ＦＷカボレを最前線に並べる布陣もテスト。ボール保持率を上げてチャンスはつくったものの、ラストパスを封じられてゴールを割れなかった。城福監督は「レベルの高い相手との戦いで、課題がはっきりと分かった。開幕

守備の要が…川崎Ｆ・箕輪涙の離脱 川崎ＦのＤＦ箕輪が、股関節周辺に痛みが出るグロインペイン症候群で離脱することになった。昨年１２月から右の股関節部分に痛みを感じていたが、今年になって寝返りもできない激痛になり、関塚監督に涙ながらに休養を申し入れた。箕輪は「激痛に耐えながらやるのがつらい。１日も早く治すためにベストを尽くしたい」と説明。長期離脱になる可能性もある。

東京ＶがＭＦフランシスマール獲得を発表 東京Ｖは２８日、昨季は川崎Ｆでプレーしたブラジル出身のＭＦフランシスマール（２３）を獲得したと発表した。 ［2008年2月28日22時49分］

憲剛が全体練習に合流、紅白戦に出場 川崎Ｆの日本代表ＭＦ中村が２７日、東アジア選手権で離れていた間のチームの成長に感心した。この日は中国から帰国後、初めて全体練習に合流。午前はフィジカル中心のメニューをこなし、午後は３０分×２本の紅白戦に出場。その中で、今季の看板でもある３トップが、献身的に守備もしたことを評価。 「守備は確実に宮崎でやっている感じがした。個人的に（自分が）もう少し守備をするかと思ったけれど、そうでもなかった」と、負担が減ったことを歓迎した。 ［2008年2月27日19時9分］

憲剛がＪで出直し誓う「まだ力足りない」 笑みを浮かべながらランニングする、左から川崎Ｆの中村、山岸、鄭 川崎Ｆの日本代表ＭＦ中村が２６日、Ｊリーグでの出直しを誓った。東アジア選手権は発熱で１７日の北朝鮮戦を欠場。２０日の中国戦はフル出場したが、２３日の韓国戦は途中交代。岡田監督から「Ｊリーグで頑張ってくれ」と個々のレベルアップを命じられており、この日はピッチでフィジカルトレーニングを行い体を鍛え直した。「まだ自分の力が足りない。パスも含め全部です」。２７日から全体練習に合流する。 ［2008年2月27日9時26分　紙面から］

北朝鮮代表のエースとなった鄭大世。東アジア選手権では日本、韓国を相手にゴールを奪った【 Photo:Atsushi　Tomura/アフロスポーツ 】 短く刈られた頭、切れ長の目。特徴的な容姿から見る人に強い印象を残すのだが、ピッチ上のプレーでも観客の度肝を抜いたサッカー選手がいる。在日コリアン３世の鄭大世（チョン・テセ）。２００７年６月に北朝鮮代表に初選出され、Ｊリーグの川崎フロンターレで３年目を迎えるＦＷである。昨シーズンはリーグ戦１２得点で、ジュニーニョの２２得点に次いでチーム２位を記録。高い身体能力を生かして、前に突破していく力強さがとても魅力的な選手だ。 　そんな彼が一気に脚光を浴びたのが、東アジア選手権大会（２月１７〜２４日、中国・重慶）の日本戦と韓国戦でのゴールシーンである。 　２月１７日。北朝鮮代表選出後、初めての日本戦とあり、彼はチームメートの誰よりも気持ちを高ぶらせていた

川崎Ｆが「夢先生」の説明会に参加 川崎Ｆイレブンが２６日の練習後、日本サッカー協会が取り組む「ＪＦＡこころのプロジェクト」の説明会に参加した。選手らが「夢先生」となり、子どもたちに自らの経験を伝えるというもので、同協会の手島広報部長から１時間、プロジェクトの意義などについてレクチャーを受けた。 日本代表ＭＦ山岸は「いい取り組みだと思いますよ」と、興味を引かれた様子だった。 ［2008年2月26日19時49分］

川崎Ｆ「フロンタ一家」アニメ完成 Ｊリーグで初めてアニメ製作に乗り出した川崎Ｆの２３秒アニメ２本が完成した。整列入場、席詰めなどスタジアムマナーの向上を促すもので、チームマスコットのイルカのふろん太くんが「フロンタ」として登場する。 アニメは観戦を楽しみにしている父フロンパ、母フロンマ、妹フーランのフロンタ一家が、素行の悪いワルンタのスタジアムマナーの悪さに苦しめられ、正義の心で正していくストーリー。等々力競技場の大型ビジョンで試合前に放映される。 アニメに登場するキャラクターをグッズにして販売する予定もあり、スタジアム内のキッズランドでは、フロンタ歯ブラシやキャラクターのステッカーなどを景品にするという。キャラクターをつくることで子供をひきつけ、ファン層を拡大する新しい試みに注目だ。 ≪ＧＫ川島　フィールドプレーヤーに“転向”？≫川崎ＦのＧＫ川島がフィールドプレーヤーに“転向”する

日産“グルメ”スタジアムに大変身 横浜の本拠地・日産スタジアムが“グルメ街”に生まれ変わる。３月８日の今季Ｊリーグ開幕戦、横浜―浦和戦に合わせて、横浜はスタジアム内店舗のラインアップを大幅リニューアル。人気ラーメン店の「とんぱた亭」など、地元色の濃い人気店８店舗が１４カ所で続々と開店準備を進めている。迫力ある試合だけでなく食べる楽しみも提供し、目標に掲げる年間１００万人動員につなげる戦略だ。 日産スタジアムが創設１０周年記念事業として“グルメ街化”を進めていた。横浜市内に２店舗を持つ人気とんこつラーメン店「とんぱた亭」や中華街の老舗店の協力で豚まんを提供する「かもめ軒」など、人気の８店舗が場内に新たに出店することが決定。３月８日の今季Ｊリーグ開幕戦、横浜―浦和戦に合わせて、開店準備を進めている。 日産スタジアムは昨季Ｊファンサイトのスタジアム満足度ランクで東日本の最下位に低迷。食事環境が

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サッカー東アジア選手権・日本代表練習　　　山瀬功治（左）と中澤佑二（右）＝現地時間２日午後、中国重慶市内（撮影・森本幸一） 【重慶（中国）＝森本利優】サッカーの東アジア選手権男子で、日本は２３日午後６時１５分（日本時間同７時１５分）から重慶五輪センター体育場で、最終戦の韓国戦を行う。チームは２２日、重慶市内で約１時間の最終調整を行い、セットプレーなどを確認した。ＤＦ岩政（鹿島）は左足首痛のため離脱した。　日本は、ここまで１勝１分けの勝ち点４で韓国と並んでいるが、総得点では韓国が上回っており、初優勝のためには勝利が絶対条件となる。　日韓戦は昨夏のアジア・カップ３位決定戦以来。対戦成績では１１勝１９分け（ＰＫ戦での勝ち２、負け１を含む）３６敗と大きく負け越しているが、ここ１０年は３勝３分け（１ＰＫ負け）３敗と互角。国際サッカー連盟のランキングは日本が３５位、韓国は４１位。　　　　◇　日韓両国か

◆鄭大世（チョン・テセ）＝24＝は率直 20日に行われた東アジア選手権の韓国戦で同点ゴールをたたき出した彼に、今大会きってのスターになった感想について聞くと、「こんな顔ではスターになれない」と一言。また、朴主永（パク・ジュヨン）との比較については率直に「朴主永の方がわたしよりも上手」とし、韓国と引き分けた後も「正直に言って3、4点差がついてもおかしくない試合だった」と謙遜（けんそん）した。こうした控えめな態度が、ストライカー鄭大世の魅力となっているのかもしれない。 ◆鄭大世は目立つ 北朝鮮代表チームの中から鄭大世を探し出すのは簡単だ。丸刈り頭と鋭い目つきの少年に注目すればいい。しかし、鄭大世が目立っているのはほかでもない、ずば抜けた実力のためだ。17日の日本戦で、軽快な動きで相手のDF陣を翻弄（ほんろう）し、先制ゴールを奪った鄭大世は、韓国戦でも後半27分にマークのカン・ミンスと郭泰

2008年東アジア選手権で一躍スターダムにのし上った北朝鮮代表FW鄭大世（チョン・テセ）の国籍は韓国だ。 しかし彼の心の中には常に北朝鮮があった。そのため彼は北朝鮮代表のエースストライカーとして活躍した。 ではなぜ、鄭大世は韓国ではなく、北朝鮮にこだわるのだろうか。 鄭大世は26日、スポーツナビとのインタビューで北朝鮮代表になるまでの経緯について語った。 「国籍に関しては大学時代から悩み始めた。当時は在日朝鮮人として育ったが、国籍が韓国なのに矛盾を感じていた。国籍のため北朝鮮代表でプレーできる可能性はなかった。そうした折、05年2月9日に06年ワールドカップ（W杯）ドイツ大会最終予選の北朝鮮－日本戦が埼玉スタジアムで行われた。この時、安英学（アン・ヨンハク）と李漢宰（リ・ハンジェ）の二人の在日Jリーガーが北朝鮮代表として出場し、注目を浴びていた。僕も彼らのようになりたいという思いがわいた。

ゴール前のルーズボールをガッチリキャッチするＧＫ川島（撮影・宇治久裕） 日本代表として初スタメン濃厚のＧＫ川島永嗣（２４）は、クラブの同僚でもある北朝鮮ＦＷ鄭封じを宣言した。 初スタメンに向け、ＧＫ川島が決意を新たにした。この日行われた実戦形式の練習では、守備的な戦術をとると思われる北朝鮮を意識して、サイドからクロスを上げる攻撃パターンを繰り返した。その中で、川島は好セーブを連発して、好調ぶりをアピールした。 「代表に呼ばれて１年たつ。いつも出る準備をしてきた」。北朝鮮のＦＷ鄭は川崎Ｆのチームメートだけに「鄭の動きは全部分かっている。鄭がシュートに持ち込む時の体勢とか頭に入っている」と、鄭封じにも自信を見せた。 ４年前のアジア杯で反日感情が吹き荒れた重慶での試合は、アウェー以上の重圧がかかるが、川島は「自分はプレッシャーがかかればかかるほど、強くなるタイプ。とにかく、１年間練習してきたもの

川崎Ｆの北朝鮮代表ＦＷ鄭がチームメートの日本代表ＭＦ中村に挑戦状をたたきつけた。日本と激突する１７日の東アジア選手権初戦を控えて１１日、鄭は日本撃破へ早くも心理戦を仕掛けていることを明かした。「憲剛さん（中村）に『オレら（北朝鮮）はメチャメチャ強いですよ。覚悟しといてください』と言ってる。すでに戦いは始まってますから」。日本が優位であることは承知しているが「球際でガツガツいくしかない。チームメートとか考えている余裕はない」と激しい接触プレーもいとわないつもりだ。６日のＷ杯アジア３次予選ヨルダン戦に勝利。勝ち進めば日本と対戦する可能性もある。前哨戦へ鄭が魂のプレーを見せる。 ［2008年2月12日9時38分　紙面から］