観客水増しで大宮社長謝罪 J1第25節の大宮―浦和戦(2日、埼玉)で大宮が入場者数を約4000人水増し発表した疑惑について、大宮の渡辺誠吾社長(55)が12日のJ1実行委員会で謝罪した。水増し問題を重く見るJリーグは全クラブに対し、入場者数のカウント方法を明記した書類を配布し、今後の再発防止を訴えた。 月例のJ1実行委員会の冒頭、渡辺社長は各クラブとJリーグに謝罪した後、会議には参加せず、早々と15分で退席した。「皆さんにおわびしました。詳細について調査中です」と厳しい表情で話した。浦和戦の入場者数は3万3660人と公式発表されたが、実際に一般ゲートを通った入場者は2万9203人。本来は、この人数に入場券を持たない少数の特別招待客などを加えた数字が入場者となる。「速やかに実数を発表します。規約違反と考えられますが、その場合、裁定委員会にかけられる」とJリーグの羽生英之事務局長(46)は説明