インドのシン首相は6日、バングラデシュのダッカで同国のハシナ首相と会談し、PTI通信などによると、両首相は国境付近に散在する約160カ所の飛び地を交換し、国境線を画定させる議定書に調印した。両国の長年の懸案だった領土問題が解決に向かう。 シン首相は会談後の会見で「両国のパートナーシップの新たな体系で合意できた」と成果を強調した。 飛び地は、ムガール帝国とマハラジャ(王侯)が支配した藩王国による17世紀ごろの領土争奪が発端。インド国内にバングラデシュの飛び地が51カ所、バングラデシュに111カ所のインドの飛び地がある。(共同)