全国の劇団のビデオ映像を、インターネットの視聴者と一緒に楽しもう――。そんな「観劇会」が大阪市内で毎月第1、3水曜日の夜に開かれている。大阪府池田市の舞台映像作家、武信貴行さん(45)が始め、来年2月でまる5年。上映は130回を超えた。 観劇会は「SP水曜劇場」。テレビの洋画劇場のように「毎週やっていて、知らない作品に触れられる場に」との思いを込めた。SPは演劇人を表す「Stage People」の略。各地の小劇場などで上演された演劇を上映する。 大阪・中崎町のカフェバー。上映前、武信さんは「劇場」らしからぬ注意を伝えた。「携帯電話の電源はお切りいただかなくても結構です。出入りも私語も自由。家でテレビを見る感覚でお楽しみください」 この日の作品は大阪を中心に1… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読み
カナダガン=5月、茨城県龍ケ崎市(環境省提供) 在来種の鳥を守るため、特定外来生物に指定して規制している北米原産の鳥カナダガンが、環境省と民間の防除事業で国内ではゼロになったとみられることが8日、分かった。環境省によると、特定外来生物の根絶に成功したのは、2005年の外来生物法施行後初めてという。 カナダガンは、全長約110センチ。1985年ごろ国内に持ち込まれ、商業施設で飼っていたのが逃げ出すなどして各地に散らばった。10年のピーク時には関東地方を中心に約100羽が定着していたとされ、ガチョウとの交雑や農作物への食害が確認された。
安倍総理大臣は宇宙開発戦略本部で、みずからが掲げるGDP=国内総生産600兆円の達成に向けた柱の1つとして、民間事業者が人工衛星の打ち上げなどに参入しやすくするための法整備を進めていく考えを示しました。 この中で安倍総理大臣は、「GDP=国内総生産600兆円に向けた生産性革命において、宇宙分野を柱の1つとして推進していく。特に技術進歩により急速に広がりつつある、民間による宇宙開発事業を支援していく」と述べました。 そして安倍総理大臣は、民間事業者が人工衛星を打ち上げる際の負担を軽減するため国が支援することを盛り込んだ、「宇宙活動法」などを来年の通常国会に提出し、法整備を進めていく考えを示しました。 また会合では、軍事施設などの画像を収集する情報収集衛星を現在の4基体制から10基体制に増強することや、アメリカ政府が提案する国際宇宙ステーションの運用期間を2024年まで延長する計画に参加するこ
心不全の発症に関わるたんぱく質の働きを抑える抗体を作ることに、大阪大学がラットを使った実験で成功した。心不全などの予防薬開発につながるという。8日、米心臓協会の学術誌「ハイパーテンション」電子版に掲載された。 阪大の谷山義明・臨床遺伝子治療学寄付講座准教授(循環器内科)らは、心筋梗塞(こうそく)を起こした動物に共通して分泌されるたんぱく質「ペリオスチン」に注目。そのうちの1種が心筋細胞をばらばらにすることで心臓が大きくなり、心不全につながる仕組みを解明した。このペリオスチンの働きを止める抗体を作り、心筋梗塞のラットに投与すると、心不全の発症が抑えられた。 谷山さんは「ペリオスチンは治りにくい他の病気にも関わっている可能性があり、様々な治療薬の開発が期待できる」と話している。(石倉徹也)
長崎県対馬市や住民らが復元を求めていた長崎県警対馬南署の石塀について、県警は現在のコンクリート塀工事を中止し、城下町の街並みに合わせて石塀を復元する方針を決めた。 コンクリート塀の建設に着手している業者に石積み工事への変更を打診する予定で、復元を求めていた住民からは歓迎の声が上がっている。 県警などによると、同署は昨年11月、県の道路拡張工事に伴い、敷地にあった石塀(長さ約47メートル、幅約1メートル、高さ約1メートル)を取り壊した。県警は昨年9月~今年7月、撤去した石を使った石積み工事の入札を5回実施したが、2回はそれぞれ1社が入札したものの、予定価格を上回ったため成立せず、残り3回は指名業者全7社が入札を辞退した。 入札が成立しにくい背景には、地元業者で石積み工事ができる技術者の少なさや、人材確保のための人件費がかさむという事情があるという。このため県警は、石垣の模様を施したコンクリー
鎮静剤の投与後、メスのユキヒョウ「テンゲル」は追跡用のGPS首輪を着けられた。ユキヒョウは希少な上、年々生存を脅かされている。モンゴルで活動するWWFの研究者たちは、首輪を着けたテンゲルや他のユキヒョウから得られた情報が保護区域を決めるのに役立つと期待している。(Photograph by Hereward Holland) 日の光が西モンゴルの空から消えるころ、神聖なジャルガラン山の麓に「山の化け物」が襲いかかった。ユキヒョウだ。 「家畜たちがとても恐れているのが分かりました。何かから逃げていました。近づいてみると、私のヒツジのうち1頭をユキヒョウが襲っていたのです」と、翌日、ミャグマリャン・マムクー氏は移動式住居ゲルの中で話してくれた。 このユキヒョウはマムクー氏が以前からよく知る、「テンゲル」と呼ばれるメスの成獣だった。「もちろん、最初は腹が立ちましたが、慣れてしまいました」と、お椀
「孔雀グモ(写真はMaratus volans)」のオスは、メスとつがうために命がけで奮闘しなければならない。(PHOTOGRAPH BY JURGEN OTTO) 「スケルトラス(骸骨風)」や「スパークルマフィン(きらきらマフィン)」などの芸名をもらった「ピーコックスパイダー(孔雀グモ)」のオスたちは、動物界で並ぶものがないほど華やかな歌とダンスのショーで知られる。だが新たな研究により、彼らのショーの主な聴衆(つまり彼らが求愛するメス)は、そう簡単には努力を認めてくれないことが明らかになった。(参考記事:「クジャクみたいに派手なクモの新種、3種を発見」) 12月1日に科学誌「英国王立協会紀要B」に発表されたこの研究は、動物界のオスたちが1匹のメスの愛を勝ち取るためにどんなに必死に競い合うかを端的に示すものだ。 現在、さまざまな動物の求愛行動が知られているが、最近発見されたピーコックスパイ
【ニューデリー=田尾茂樹】インドの首都ニューデリーの行政当局は、来年1月からマイカーの走行規制を始めると発表した。 市内を走る車両の排ガス削減につなげ、世界最悪レベルの大気汚染に歯止めをかける考えだ。 パリで開会中の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に合わせ、独自対策をアピールする狙いもあるとみられる。 発表によると、車両ナンバーの末尾が偶数か奇数かによって、1日おきに通行を禁じる。バスや地下鉄を増便して公共交通機関の利用を促すという。だが、規制の具体的な期間や罰則の有無などは明らかにしていない。違法な走行を監視する設備がない上、取り締まりに当たる警察の人員不足などから、実効性を疑問視する声も出ている。 ニューデリーの車両登録台数は850万台に上り、渋滞が慢性化。内陸で風が少なく、有害物質を含んだ大気が滞留しやすい冬は連日スモッグに包まれる。 世界保健機関(WHO)が昨
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く