スイスのビオラ・アムヘルト国防相(2024年11月7日撮影)。(c)Attila KISBENEDEK/AFP 【1月17日 AFP】スイス初の女性国防相、ビオラ・アムヘルト氏(62)は15日、永世中立国として知られる同国の基礎柱の一つとみなされている兵役義務を、女性にも課すことを検討していると明らかにした。 スイスの徴兵は、数千人の職業軍人の監督の下、少なくとも4か月の兵役に就く。その後10年にわたり、3週間の訓練に繰り返し招集される。 徴兵の数は、東西冷戦時の数十万人から大幅に減少し、2024年時点で約14万7000人となっている。 中道党所属のアムヘルト氏は、国防省が2027年末までに提出する報告書の中で、兵役義務を「スイス国籍を持つ者全員」に拡大することを選択肢の一つとして検討していると発表。 「欧州および世界中の現在の危機的状況を考えると」、「兵員不足」は「容認できない」と警告し