岡部裁判長は判決を言い渡した後、「裁判官と裁判員からのメッセージ」として、「遺族は死刑を求めた。私たちも死んでほしいと思っている。生物学的な意味でなく人格的な意味で。他人を思いやる大人に生まれ変わってほしい」と異例の説諭を行った。 河瀬被告は11日の被告人質問で、遺族には「大事な娘さんを奪ってしまい、申し訳ない」と謝罪の意思を示す一方、殺害の動機についての質問には詳しく答えようとしなかった。 岡部裁判長は「事件に真正面から向き合っていない。真実を話し、自分をさらけ出す勇気もない。真に反省していない」と語り、「生まれ変わるのは容易ではないが、そのとき初めて遺族に許しを請う資格を持ったと言える。やりきれない事件で、あなたの更生が唯一の希望です」と締めくくった。被告は涙を流しながら小さな声で「はい」と答え、退廷した。 ななつ星緊急停止、ブレーキ不具合か (9月14日) 福岡のひったくり6割減、防