皆様、おはようございます。日経バイオテク編集長の橋本宗明です。 先日、京都駅近くで開催された「セルロースナノファイバー」をテーマとするイベントを取材してきました。セルロースナノファイバーは以前、日経バイオテクの特集に掲載したこともありますが、木材を構成するセルロースを直径ナノメートルのサイズにまでほぐした素材で、炭素繊維やアラミド繊維、ガラス繊維などの代わりに樹脂と混ぜ合わせて強化樹脂を作ったり、そのユニークな物性を利用して食品や化粧品、その他様々な分野で利用できるのではと研究が進められています。まだ実用化されたのはボールペンのインクや大人用おむつ、スピーカーの振動板などごくわずかですが、製紙会社や化学メーカーなど複数の企業がサンプル供給を開始しており、様々な分野で用途開発した成果が今後現れてくるだろうと強く実感させられました。 イベントは、京都グリーンケミカル・ネットワークという団体が開
【GreenInnovation Vol.332】 「NGS現場の会」で仙台に900人、つくば市で新植物育種技術(NPBT)の野外試験相次ぎ始まる 1カ月ぶりにGreenInnovationメールでお目にかかります、日経バイオテク編集の河田孝雄です。原則として第4木曜日のGreenInnovationメールを担当しております。 今週は月曜日(2017年5月22日)から水曜日(5月24日)まで、仙台市で「NGS現場の会 第5回研究会」が開催され、900人ぐらいが参加したもようです。 昨年夏に特集記事を取りまとめて以降、新たな会社の設立など、技術革新を反映しためまぐるしい動きがあることがよく分かりました。農作物の育種や生態学でNGSを活用した成果の発表も多数ありました。NGSを用いたゲノム解読でも、ゲノムの標的部位を認識できるCRISPRの活用が進んでいます。記事に反映してまいります。 (20
こんにちは。三週に一度、メルマガを担当しています、副編集長の久保田です。 iPS細胞由来分化細胞を始め、再生医療のリスクをどう推し量るのかという議論が活発化してきました。厚生労働省は先日、iPS細胞由来移植細胞の安全性の確保に向けて、「iPS細胞等を用いた臨床研究を実施する際の移植細胞の安全性評価の在り方に係る研究」を行う新たな研究班を設置。研究班では、最低限実施が望まれる検査や、疾患別のリスク評価、対象患者の選定方法、インフォームドコンセントの内容などが検討され、2015年度中に報告書をとりまとめる予定です。 厚労省、iPS細胞由来分化細胞の安全性評価で研究班設置 https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/092800003/111900100/ また、日本再生医療学会は明日、「安全な再生医療の実現化を目指して」と題するシンポジウムを開催するのですが
3週間に1回、金曜日のメルマガを担当している日経バイオテク副編集長の河野修己です。 11月5日にジャパン・ティッシュ・エンジアリング(J-TEC)の中間決算説明会を取材してきました。 https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/092800003/110900028/ この説明会、自家軟骨「ジャック」がなぜ思うように売れないかについて、J-TECがかなりの情報開示に踏み切った点が印象的でした。 J-TECが黒字化するには、ジャックの大型製品化が必須です。上期のおけるジャックの売上高は1億1600万円。前年同期比で2.6倍になりましたが、計画からなかなり下振れしています。ジャックを施術できる医療機関は全国200以上あり、医療機関は開拓はほとんど完了しています。しかし、実際にジャックを使用したことがある医療機関は3分の1しかありません。この状況が、ジャックの
明治大学大学院農学研究科の荒添貴之研究員(2015年4月から神戸大学大学院工学研究科応用化学専攻バイオ生産工学研究室の学術研究員)と大里修一講師、桑田茂教授、東京農工大学農学部の有江力教授らは、真核多細胞微生物である糸状菌をゲノム編集できるCRISPR/Casシステムを構築した成果を、Biotechnology and Bioengineering誌(IF4.164)オンライン版で発表した。糸状菌の内在性U6プロモーターを用いたCRISPR/Casシステムの開発はこれが世界で初めて。今後最適化することにより、麹菌など他の糸状菌においても広く利用可能になると荒添研究員は見ている。 この記事は有料会員限定です 会員の方はこちら ログイン 2週間の無料トライアルもOK! 購読に関するご案内 ※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)
ノバルティスファーマは2015年6月9日、都内で記者会見を開催した。Dirk Kosche社長は、ディオバン問題を受けた信頼回復への取り組みを説明するとともに、国内での開発パイプラインを紹介。近く国内で、CTL019(開発番号)キメラ抗原受容体(Chimeric Antigen Receptor:CAR)T細胞療法であるCTL019の臨床試験を開始することを明らかにした(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。 この記事は有料会員限定です 会員の方はこちら ログイン 2週間の無料トライアルもOK! 購読に関するご案内 ※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)
2015年3月下旬に岡山市で開かれる日本農芸化学会2015年度大会では、乳酸菌やビフィズス菌などプロバイオティクスの関連発表が多数予定されている。プログラム検索で「乳酸菌」がヒットする演題数は32件、「ビフィズス菌」「Bifidobacterium」は13件で、合計42件(重複3件)。この中で企業は、江崎グリコ、森永乳業、雪印メグミルク、明治、キッコーマン、山田養蜂場本社など。このうち江崎グリコはこの学会発表の説明文を3月11日に発表し、森永乳業は3月13日にニュースリリースを出した。 この記事は有料会員限定です 会員の方はこちら ログイン 2週間の無料トライアルもOK! 購読に関するご案内 ※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)
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