スポーツ選手って、普通の人よりすごく早い段階で「老い」について考えざるをえない人たちだから、言葉に重みがあるのかもしれない。 でも、個人的には、「優越」に依存する自信と同じくらい、「過去の自分」に依存する自信も危険なんじゃないかな、と思っている。 23歳で日本選手権をとってから、日本で一番というポジションはほぼ外さずにきていたが、現役時代の終盤30歳から34歳にかけて、私は少しずつ勝てなくなっていった。とくに最後の方は優勝争いというよりも4、5番手になんとか滑り込むという状況だった。 競技場の中心で注目を浴びていた時期があった人は皆そうではないかと勝手に思っているが、