8月に岡山県吉備中央町の山中で、捨て犬とみられる21匹が相次いで保護された事件で、県警生活環境課と岡山北署は10日、このうち2匹を捨てたとして、同県浅口市鴨方町、犬の繁殖・販売業上村保容疑者(68)を動物愛護法違反の疑いで逮捕した。 繁殖用の犬の多くはDNA登録されているため、2匹のDNA鑑定を行って親犬を突き止め、販売経路をたどった。 県警によると、同法違反容疑でDNA鑑定を活用するのは全国初。 発表によると、上村容疑者は8月中旬、吉備中央町の山中に、ペキニーズとゴールデンレトリバー各1匹を遺棄した疑い。 調べに対し、「ペキニーズは捨てていないが、ゴールデンレトリバーは捨てた気がする」と話しているという。