独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:藤原武平太)は、メールの受信に利用される認証方式の一つであるAPOP(エーポップ)方式におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)に関する注意喚起を2007年4月19日に公表しました。 具体的には、APOP方式にはパスワードが漏えいする脆弱性があるというものです。悪用されると、メールの受信に利用しているパスワードが、SSHやウェブサイトへのログインに利用しているパスワードと同一の場合、不正なログインに利用される可能性があります。 プロトコル(通信手順)上の問題であり、現時点で根本的な対策方法はありません。 回避方法は「『POP over SSL』や『ウェブメール』など、SSLによる暗号化通信を利用する」ことです。回避方法が取れない場合「メールのパスワードを他のシステムのパスワードと同一にしない」ことで悪用された際の被害を軽減できます。 電子メ