韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の側近をめぐり、この側近の娘が不正に大学に入学した疑惑のほか、不正に奨学金を受け取った疑惑もとりざたされていて、検察は29日、関係先としてプサン(釜山)市長の執務室を強制捜査しました。 さらに、同じ娘がプサン大学の医療専門大学院では、奨学金を不正に受け取っていた疑惑が取り沙汰されていて、検察は29日午前、関係先の一つとしてプサンのオ・ゴドン(呉巨敦)市長の執務室を強制捜査しました。 オ市長は与党の元国会議員で、過去にはノ・ムヒョン(盧武鉉)政権で閣僚を務め、大統領府の高官だったムン大統領とともに当時の政権を支えました。 検察によりますと、奨学金の支給を決定した大学院の教授が、その後、オ市長によって市立病院の院長に任命されていて奨学金の支給との関連を調べているということです。 オ市長は29日、フェイスブックに「真実は明らかになる。市民の皆さんは心配しないで