私(安岡孝一)の1月12日・17日・18日の日記の読者から、音訓もUnihan Databaseから拾ってきたのではないか、との御指摘を複数いただいた。もしそうだとすると、山西良典・大泉順平・西原陽子・福本淳一の『人名の言語的特徴の分析に基づくキラキラネーム判定』(日本感性工学会論文誌、2015年10月9日)には、実験事実に関して虚偽の記載があることになり、かなりマズイことになる。当該部分を、もう一度みてみよう。 キラキラネームの読みは漢字の音訓読みに一致しないものが多い.例としては,「弓(あむろ:女)」の「弓」1文字に対しての「あむろ」や「希音(ねおん:女)」の「希」に「ね」という音を充てたものなどがあった.キラキラネームにおいて通常の漢字の音訓読みにない読み方が使用される理由として,漢字の読みではなく漢字から連想される音を読みとして与えることが多いこと考えられる. (中略) 音訓読みの