サバイバル部の同好会への格下げを阻止するため、縦ロールのお嬢様は生徒会本部に乗り込んだ。 道中、ポニーテールのお嬢様と合流する。 生徒会室に待ち受けていたのはディーゼル排気音に聞こえた生徒会三人衆。すなわち、 「リフトの書記!」 「高車の会計!」 「そして、ユニックの副会長!!」 乗り物ごと待ちかまえていた三人に、お嬢様は肩をすくめた。 「自己紹介ご苦労様ですわ。でも、きちんとフォークリフトや高所作業車と言わないと一部でしか通用しませんわ」 「おだまり!!」 「ひだまり」スヤァ 膝でまどろみはじめたポニーテールのお嬢様をあやしながら、 「あと、ユニックはインシュロックさんと同じく商h」 「そのようなお話をしにいらっしゃったの?」と副会長。 重量級の作業機械を前にしても、つとめて優雅に縦ロールのお嬢様はかぶりを振った。 「いいえ。でも、ここでは貴方たちの乗り物にそぐいませんから、 さわりがな
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