学校の制服はスカートとスラックスの2種類しかなく、女子生徒は前者、男子生徒は後者に自動的に振り分けられれる時代が長らくつづいていましたが、少しずつ新しい風が吹き始めているようです。性別を問わずスカートでもスラックスでも好きなほうを着て通学できる制度を導入する公立校が増えてきているというのです。 記事には「LGBTへの配慮」が背景にあるとされています。性別と服装の不一致を抱える人が押し付けられた制服で毎日を過ごすのはとても苦しいに違いありません。しかし選択できる制服の採用は、別の意味もあると思います。 ■スカート“しか”履けない不自由からの解放 それは、「女子生徒はスカートしか履けない」という不自由から解放されるという意味です。性別と服装に不一致がなくても、スカートではなくスラックスを履きたい女性、時と場合によってスラックスを履きたい女性はいます。記事中にも、小学5~6年生の保護者にアンケー