ブックマーク / bushoojapan.com (6)

  • 秀吉の唐入りは明や朝鮮からどう思われていた? 無謀というより異質で異様

    隣国へ攻め込むという特異な発想大河ドラマ『麒麟がくる』の織田信長は「大きな国を作る」という目標に取り憑かれていました。 そもそもは斎藤道三が明智光秀に話したことで、光秀を通じて信長に伝えられます。 二人で地図を見ながら笑いあい、どのくらい大きな国にするか?と語り合う場面があり、最終回でもその回想シーンが流されました。 また、Amazonプライムのドラマ『MAGI』では、秀吉が南蛮の船乗りから西欧諸国の海洋進出について聞いたあと、ニヤリと笑う場面がありました。 二つの作品で比較すると浮かんでくることがあります。 「海を渡り、隣国に攻め入る」という発想が、日では非常に異質であったということです。 『麒麟がくる』の織田信長は「大きな国」という言葉を国内の領土拡張と解釈。 しかし『MAGI』の豊臣秀吉は、西洋諸国が抱いていた海洋進出を、東洋の日で応用することを思いついたという描き方でした。 前

    秀吉の唐入りは明や朝鮮からどう思われていた? 無謀というより異質で異様
    fuga_maito
    fuga_maito 2024/07/08
    『アジアはひとつ、その頂点に立つのは日本人である――そんな倒錯した価値観』それツッコミ入れるなら、中華思想自体がそうじゃないの?
  • スズメバチも喰らう秋津虫~トンボが日本人にとって特別な理由とは

    トンボが国の雅名である「秋津」を冠した虫であることや、戦国期の勝ち虫、トンボの伝承が、社名を「トンボ」とするに当たって重要な決め手となったとの事。 日人にとって、トンボはやはり特別な虫だったようですね。 ところが西洋では悪魔の虫扱いちなみに、このような日の伝承や逸話とは対照的に、西洋ではトンボは英語の「dragonfly」の名に代表されるように、悪魔の虫、地獄からの遣いとして忌み嫌われる生き物だったようです。 等々、西洋のトンボにまつわる伝承は、日人的には「それトンボ違う」と主張したくなるような怖い話で満ちています。 なんでそこまで……。 そう思わずにはいられませんが、彼らからすると、二足歩行で笠を被り、腰にどぶろくを下げたタヌキも「それ、タヌキ違う」そうなので、おあいこなのだと言うことです。 さて現代。 とうとう「秋津島」は地球を飛び出し、火星と木星の間に広がる小惑星帯の中の小さな

    スズメバチも喰らう秋津虫~トンボが日本人にとって特別な理由とは
    fuga_maito
    fuga_maito 2023/09/10
    『ボウフラにはヤゴが、蚊にはトンボが補食者となってバランスを保っていた昆虫界の生態系が崩れ、トンボが激減→蚊が大繁殖した結果、昨今の「庭や公園にいるとすかさず蚊に食われる」現象に通じているようです。』
  • シャーロック・ホームズが19世紀の英国に生まれた理由~名探偵渇望の時代

    シャーロック・ホームズシリーズの記念すべき第一作『緋色の研究』(1887年)の発表から数えて、130年が過ぎました。 最近は現代版ホームズドラマ『SHERLOCK』シリーズも人気を博しており、ここでひとつ考えたいことがあります。 「なぜ約130年前にシャーロック・ホームズが誕生したのか?」 答えはちょうどその頃、ミステリー小説がイギリス庶民の娯楽として定着していたから、ということになるでしょう。 それでは「その前にはミステリはなかったのか?」ということになりますが、実はこれには、近代化に伴う「犯罪捜査の変化」が要因としてあります。 真犯人に代わり、ならず者やユダヤ人等が処刑されていたミステリ小説で重要な要素は、アリバイであり、凶器であり、トリックです。 いかに怪しい人物がいようと、犯罪にいたる動機があろうと、証拠がなければ裁くことはできません。 この大前提は、実のところ近代以降、身分制度の

    シャーロック・ホームズが19世紀の英国に生まれた理由~名探偵渇望の時代
    fuga_maito
    fuga_maito 2023/06/30
    『マスコミは大々的にコンスタンス擁護キャンペーンを展開。』マスコミも大衆もいつの時代も変わらんな
  • 『ジョジョの奇妙な冒険』の歴史的背景が奥深い~荒木飛呂彦の凄さよ

    ドドドドド………ゴゴゴゴゴ………ドギャアアアアン! と言えば? はい、『ジョジョの奇妙な冒険』ですが、実は作って【歴史漫画】であり、その視点から考察してみよう――なんて言ったら笑われるでしょうか? ジョジョの起点はヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台にしており、大いにその要素はあります。 歴史の絡んだ作品は、背景を考察するとさらに漫画が面白くなる。 今回はそんな視点から、ジョジョの奇妙な冒険の歴史的背景を探って参りましょう。 ※以下はヴィクトリア女王の関連記事です

    『ジョジョの奇妙な冒険』の歴史的背景が奥深い~荒木飛呂彦の凄さよ
  • 信長の妻で道三の娘である帰蝶(濃姫)史実ではどんな女性だった?

    織田信長というと苛烈もしくは改革者としてのイメージが強いです。 しかし、意外にも「女性を重視していたのではないか?」という研究者もいます。 妹・お市の方だけでなく、悲運の美女・おつやの方など、彼の周辺には名前がはっきりわかっている女性が多いからです。 他の大名であれば奥さんがいても「誰それの女(と書いて“むすめ”と読む)」としか記録されていないことも多いのですが、信長の場合、側室や養女の名前はもちろん、その出自や嫁ぎ先まできっちり記録されているケースは珍しくありません。 しかし、信長に最も近しかったはずの女性については、ただ一つの例外ともいえる扱いになっており、数々の謎を生んでいたりもします。 それが正・帰蝶(濃姫)です。 美濃から来た姫=濃姫と呼ばれていることの多い帰蝶ですが、その実像は意外なほど謎に包まれています。 ※以下はお市の方・おつやの方の関連記事となります

    信長の妻で道三の娘である帰蝶(濃姫)史実ではどんな女性だった?
    fuga_maito
    fuga_maito 2023/01/29
    こういう感じだから戦国無双5とかレジェンド&バタフライでの創作の余地があるとも言えるんだよね
  • 後北条氏と里見氏が激突!鶴岡八幡宮の戦いが大戦にならなかった理由

    江戸が大都市になったのは、徳川家康が関東に移封されてから。 むろん、それ以前からも諸勢力は存在していて、例えば江戸城を最初に築いた太田道灌などは戦国ファンの皆様にはお馴染みの存在でしょう。 しかし、この辺の話が日史の授業で取り上げられることはほぼなく、難関私大の問題でも見かけないようです。 なぜなら、あまりに複雑だからであり、なぜ関東はそんなことになってしまったのか。 【応仁の乱】に先駆けて、

    後北条氏と里見氏が激突!鶴岡八幡宮の戦いが大戦にならなかった理由
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