離岸流は、岸から沖に向かう逆流。波は基本的に沖から海岸へ打ち寄せるが、ある地点でまとまって逆流する。県内では昨年、9人が離岸流による事故に遭い、1人が亡くなった。 沖縄では、サンゴ礁の切れ目から海水が沖へ流れ出すリーフカレントが発生しやすい。 12日午前10時、糸満市の大度海岸に集合し、離岸流が多発するエリアを確認した。海面を見ただけでは海流が分からない。ライフジャケットを着用して海に入ると、沖へ流され始めた。 ■一向に前に進まず 初めは子ども向けの「流れるプール」にいる感覚だった。「泳げば戻れそうだな」。だが岸へ泳いでも一向に前に進まない。疲れて息継ぎの時に海水を飲んでしまい、泳げなくなった。 20メートルほど流されると海流が強まり、全く戻れなくなった。「うおー」。怖くなり叫んでしまう。「落ち着いて」と救難士に声を掛けられた。救助されて陸に上がると、息苦しく動けなかった。 ■万一、流され
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