やはり厳しい決算だった。NTTドコモの2015年3月期(2014年度)決算は営業収益が前期比1.7%減の4兆3833億円、営業利益は22%減の6390億円と減収減益に終わった。新料金プランによる通信収入の減少や割引費用の膨張、そのほかの費用増が要因だ。ドコモはすでに昨年10月、中間決算の発表時に業績予想を従来の7500億円から6300億円に下方修正していた。 契約数は大幅に伸びたものの…… 音声定額を含む新料金プランの導入(2014年6月)を契機として、スマートフォンやタブレット端末の販売は堅調だった。東京電力向けのスマートメーターなども貢献し、契約数においては349万の純増(前期156万)と大幅に伸ばしている。しかし、新料金プラン導入と同時に、より低額なデータ通信量のプランを選ぶユーザーが激増したため通信収入は減少、端末値引き費用も昨年より膨張した。赤字続きのスマホ向け放送局「NOTTV