国内事業の低迷でユニクロ大苦戦 “デフレ下の勝ち組”と称賛されてきた『ユニクロ』のメッキが剥げ落ちている。 先ごろ発表した第3四半期決算。 営業利益は事前予想(320億円前後)を大きく下回る273億円にとどまり、とりわけ連結売上高の6割を稼ぐ国内ユニクロ事業が4.7%の営業減益に陥るなど、予想外の大苦戦を強いられた。 結果、同社株は失望売りが膨らみ、年初来高値の4万4400円を付けてから、わずか1カ月半で1万円近くも下がってしまったのである。 なぜ業績が急速に悪化したのか。証券アナリストは辛らつだ。 「柳井正会長(社長兼務)が唱える『売上高1兆円』の大目標を達成すべく、ユニクロはこれまで土曜日と日曜日に行っていた値下げセールを、去年の秋から金曜-月曜にまで拡大したのです。 集客は上がり、これが売上高を押し上げた反面、低価格路線にのめり込んだことで営業利益が落ち込んだ。 そのツケが回ってきた
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