都会での姿を伊賀の里で復活――。伊賀鉄道(伊賀市)で「第二の人生」を送る中古車両1編成2両が、首都圏を走っていた頃の外観に戻った。車両は東京急行電鉄(東急)から購入、改装して使っているが、車体を覆っていたラッピング広告を契約満了で外したため。広告が減り経営的には厳しいが、関係者は鉄道ファンの熱視線に期待している。 車両は東急の元「1000系」。ステンレス地に赤ラインが特徴で、東横線と営団地下鉄(現・東京メトロ)日比谷線を運行した。伊賀鉄道によると、1989年製で、2011年から伊賀で運行するが、「東急色」での使用は一度もない。鉄道ファンなら外形などで判別できる場合もあるが、広告がカラフルだったため東急の利用客でも気づきにくかったという。 広告は今月初めに撤去。4日から東急色でお目見えすると、田園調布(東京都大田区)や、慶応大学キャンパスが駅前に広がる日吉(横浜市港北区)などの都会を走り抜け
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