神戸市は29日、神戸市北区の谷上と都心の新神戸を結ぶ北神急行電鉄(同市北区)を、親会社の阪急電鉄から198億円で譲り受けることで基本合意したと発表した。約650億円に上る負債は引き継がない。遅くとも2020年10月1日までの市営化を目指す。 北神急行は市営地下鉄西神・山手線と相互乗り入れをしており、同市は事業譲渡による地下鉄との一体運用で、谷上-三宮間の運賃(540円)を現在のほぼ半額となる280円にしたい考え。運賃設定などは今後、関係機関と協議する。 谷上-新神戸(約7・5キロ)を8分で結ぶ北神急行はトンネル整備などで建設費が膨らみ、初乗り運賃が360円と割高なのが乗客が伸び悩む要因とされていた。同市と兵庫県が1999年度から運賃補助などで支えてきたが、新たな運賃軽減策として同市が事業譲渡を提案。昨年末に交渉が始まった。 同市によると、阪急電鉄から駅や車両、トンネルなど北神急行に関係する
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