九州新幹線長崎ルートの諫早―長崎間の起工式が18日午前、長崎市内で開かれ、羽田雄一郎国土交通相や中村法道長崎県知事らがくわ入れした。同ルートには、新幹線と在来線の両方の線路を走行できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車)が日本で初めて導入される。 式典で、羽田国交相はフリーゲージトレインの導入に触れ、「日本の鉄道ネットワークにとって革新的な技術を長崎から実用化することになる。開業に向けて全力で技術開発に努める」とあいさつ。中村知事は式典後、「長崎は人を呼んで栄えてきた街。観光資源などに磨きを掛けて情報発信を進めないといけない」と記者団に語った。 開業は2022年度ごろの見通し。開業すると、博多―長崎間の所要時間は、現在の1時間48分から28分短縮され、1時間20分で結ばれる。