高架化が完成した京急線の京急蒲田駅付近の区間に乗ってみた。最上部の下り線からの車窓は見晴らしがいい。ところで、ある駅で線路を見ると、いままでの形とちょっと違う。コンクリート製の枕木が極端に少なく、従来の枕木より広い間隔で鉄パイプが敷かれてある。どうやら線路に革新が起こっているようだ。 従来のような枕木を使わず、鉄パイプでレールの間隔を保持する。この新しい線路の名前は「ラダー軌道」という。ラダーは梯子(はしご)の意味。たしかに真上から見ると梯子のような形をしている。開発は鉄道総合技術研究所で、ラダーマクラギの製造会社は安部日鋼工業、伊岳商事の2社、施工は清田軌道工業と、軌道工事のエンジニアリング会社が担当している。2002年頃から神戸電鉄有馬線湊川~長田間やJR横浜駅構内、小田急線成城学園駅構内などで施工されているそうだ。 関西での施行実績が多いラダー軌道 ラダー軌道について清田軌道工業に取
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