1982年の東北新幹線開業とともにデビューした200系やまびこ号が30日、盛岡-東京間でさよなら運行した。200系車両の盛岡でのラストラン。多くの鉄道ファンが別れを惜しんだ。 午前8時31分、30年前と同じ丸い目と団子鼻の親しみのあるヘッド、緑のラインの車両が盛岡駅の新幹線ホームに入ると、大勢の鉄道ファンが次々にシャッターを切った。 記念式典後、盛岡駅長の出発合図で、約520人を乗せた10両編成のやまびこは午前8時49分、盛岡駅を後にした。 200系車両は開業当時、盛岡-大宮間を時速210キロ、3時間17分で走行。北の大動脈として30年間走り続け、3月のダイヤ改正で定期運行を終えていた。4月14日の上越新幹線新潟-東京間の運行を最後に引退する。 【写真=大勢のファンが待つホームに到着した200系やまびこ号=盛岡市・JR盛岡駅】