JR東日本は、大船渡線と気仙沼線に観光型BRT◎(バス高速輸送システム)専用車両=イラストはJR盛岡支社提供=を1台ずつ導入する。被災地に観光客を呼び込むのが目的で、早期の運行開始を目指している。 大船渡線気仙沼―盛駅間で導入される予定の車両には、三陸の海をイメージした濃い青色を基調に、白い波やかもめが描かれる。車内は鳥や魚がデザインされたシートが並び、窓側を向いた座席など三陸の風景を楽しめる工夫が凝らされている。車内モニターでは観光情報も発信する。 また、気仙沼線では3月上旬から、電気で走るBRT車両1台が導入される。屋根には太陽光パネルが設置されている。JRでは、同線での電気バスの運行状況をみながら、大船渡線を含む他の路線にも導入を広げるかどうかを検討していくという。 ◎BRT=Bus Rapid Transit
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