【読売新聞】 伊予鉄道(松山市)の観光列車「坊っちゃん列車」が11月から当面運休することを巡り、波紋が広がっている。松山市はこれまで運営を支援しており、野志克仁市長は24日の定例記者会見で、「事前に運休の相談がなく、運行継続に向けて
【読売新聞】 伊予鉄道(松山市)の観光列車「坊っちゃん列車」が11月から当面運休することを巡り、波紋が広がっている。松山市はこれまで運営を支援しており、野志克仁市長は24日の定例記者会見で、「事前に運休の相談がなく、運行継続に向けて
JR西日本が公表した利用者の少ないローカル線の区間別収支状況で、関西線の亀山―加茂間(61キロ)が大幅な赤字となっていることを受け、沿線の中心自治体である伊賀市の岡本栄市長は9日、JR西に対し、関西線の列車を伊賀鉄道伊賀線に乗り入れる実証実験を行うよう提案したと明らかにした。利用客を増やすため、互いに知恵を出し合う必要性に触れ、岡本市長は「うちからボールを投げた」と表現。今後の動きが注目される。(尾崎晃之) 同日の定例記者会見で、関西線の収支公表について質問された岡本市長は、JR西から「6日に説明があった」と述べた。その際、「関西線は必要不可欠な存在。廃止議論の前に、様々な実証実験を行い、存続させるための工夫をすることが大事だ」と伝えたという。 さらに、市が名古屋―伊賀間を走る高速バスと、近鉄の利用状況に基づいて試算した結果、名古屋行きの乗客で「(片道)年間約3万人を取り逃がしている」と述
来年運行へ 車両増と集客兼ね 加西市と小野市を結ぶ北条鉄道は、旧国鉄が製造したディーゼル車「キハ40形」1両をJR東日本から購入し、2022年前半の運行開始を目指す。昨年の列車行き違い設備新設に伴う予備車の不足を解消するとともに、新型コロナウイルス禍の中、車両増備で混雑を緩和する。全国的に数が減った国鉄時代の車両目当ての鉄道ファンを集めて増収につなげる狙いもある。 キハ40形や系列の車両は国鉄末期の1977年から製造。JR各社に引き継がれ、北海道から九州まで全国で活躍した。北条鉄道が購入するのは前後に運転台があり、1両だけの運転が可能なタイプだ。 北条鉄道の保有車両は現在3両。85年の開業時から単線区間を往復させていたが、昨年8月に法華口駅(加西市)で上下列車の行き違いができるようになった。混雑する時間帯に2両連結の列車を走らせると、上下合わせて3両がフル稼働し、定期点検時や故障時に車両が
通票を確認する鉄道事故調査官(左、高知市で) 高知市のとさでん交通伊野線朝倉停留場付近で25日、単線区間に下りの路面電車(1両)が誤って進入して上り電車(1両)と37メートルまで接近する事案があり、国の運輸安全委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」と判断、鉄道事故調査官2人を26日に同社に派遣した。同社は2016年にも近くで同様のミスを起こしており、委員会は運行管理の見直しを求めていたが、費用がかかるとして従来方式を続けていた。 発表では、25日午前11時45分頃、行き違いができるよう複線になっている停留場を下り電車が出発して単線区間に進入、前方の上り電車に気付き140メートル手前でブレーキをかけて停車。その後、安全確認をしながら37メートルまで接近した。上下計12人の乗客にけがはなかった。 本来は下り電車が複線の停留場で待機し、上りの電車から単線区間に入るための「通票」と呼ば
松阪市の「新竹商店」のロングセラー駅弁「元祖特撰(とくせん)牛肉弁当」(税込み1350円)に19日から、新しい鉄道掛け紙が加わる。ディーゼル機関車DF50が牽引(けんいん)する寝台列車の「DF50紀伊号」と、ディーゼル機関車DD51の重連「DD51重連貨物」の2種類。 元祖特撰牛肉弁当は、県内を走る紀勢線が全線開通した1959年に発売。鉄道掛け紙シリーズは全線開通50周年記念で始まり、これまでに21種類を数える。来年、元祖特撰牛肉弁当が60周年を迎えるため、種類を増やすことにした。 第22弾の「DF50紀伊号」は80年まで紀伊勝浦(和歌山県)―東京間を走っていた。掛け紙は寝台車6両を連結した約40年前の写真。第23弾の「DD51」はパルプなどを積んだ貨物車を連結し紀勢線などで活躍。陸送に代わった今は見られなくなったという。 「鉄道掛け紙の弁当を食べながら旅の思い出をつくってほしい」と新竹浩
◇英国鉄道アニメ模し ◇来春運行 車庫に特注2両 「レッツライド!」――。英国の鉄道アニメ「チャギントン」に登場する人気者が岡山市中心部を走る日が近づいている。路面電車を運行する「岡山電気軌道」が、主人公らに模した観光電車の新造計画を進めており、10月には特注していた2両が車庫に届けられた。今後は内装工事を進めて、来年3月の運行開始に備えるといい、担当者は「市街地を遊園地のようにしたい」と話している。(加藤律郎) 新造する2両は、主人公の「ウィルソン」と、仲間の「ブルースター」。2両を連結して1編成にし、「おかでんチャギントン電車」として運行させる。岡電が、英国の制作会社からキャラクターの使用権を取得した。 10月23日には、新潟県の製造工場からトレーラーで岡電の東山車庫(岡山市中区)まで搬入された。2両合わせた長さは約19メートル、重さは約26トン。ウィルソンにはパンタグラフが取り付けら
◇JR片町線 市、再開発効果424億円試算 寝屋川市が、JR西日本に市東部を走る片町線の東寝屋川駅を、駅に近い府営寝屋川公園(約32ヘクタール)にちなんだ「寝屋川公園駅」に改称するよう求めて協議を進めている。市は、来春にも実現するめどが立ったとして、まちのイメージアップと若い世代を呼び込むきっかけにしたいとしている。(冨野洋平) 周辺を緑豊かで、陸上競技場や野球場などがある広大な公園に近い子育てエリアとしてアピールするのが狙い。市によると、JR西との協議は2016年末にスタート。改称には駅ごとに路線図書き換えなどが必要となることから、JR西は当初、市に3億6000万円の負担を求めていたという。 その後、改称時期を来春のおおさか東線北区間開業に合わせると額が3分の1に減ることがわかったといい、市は負担に同意して、9月市議会で予算を計上し、議決を受けた。今後、JR西と協定を結ぶという。 一帯で
【読売新聞】 JR東日本の快速列車「ホームライナー」を巡る動向が、SNSをにぎわせている。数百円を上乗せすれば、定期券客も特急車両に座って帰れる。通勤客にとってはありがたい列車が、特急に格上げされるかもしれないというのだ。 水曜の午
西日本豪雨の影響で運休が続いていた愛媛県のJR予讃線卯之町(うのまち)(西予(せいよ)市)―宇和島(宇和島市)駅間(20・2キロ)が13日、運行を再開した。これでJR四国管内の不通区間が約2か月ぶりに解消された。 JR四国によると、予讃線では、線路に大量の土砂が流れ込むなどしたため、複数の区間で運転を見合わせてきた。松山―宇和島駅間では1日1キロ当たりの平均利用者数は3079人に上り、甚大な被害で修復に時間がかかった卯之町―宇和島駅間では、代替バスを運行するなどしてきた。 この日、宇和島駅のホームで行われた出発式では、半井(はんい)真司社長が「当初見込みより随分早く運転再開できた。これを機に地域の早期復興に努めたい」とあいさつ。松山市から宇和島市に通勤している愛媛県職員(47)は、「バスでの通勤は大変だった。地域の足が復旧し、本当にありがたい」と喜んでいた。
製造から50年となる上田電鉄別所線(長野県、上田―別所温泉駅)の7200系車両が老朽化を理由に5月12日で引退する。 「ダイヤモンドカット」と呼ばれる独特の車両デザインで人気だったことから、運行日などに、県内外から鉄道ファンらが訪れ、別れを惜しんでいる。今月21、28日には、引退記念イベントが予定されている。 引退する7200系は1968年に製造され、25年間、東急電鉄の東急線各線を走行後、93年に別所線に5編成10両が導入された。4編成8両はすでに他社に譲渡されたり解体されたりしており、1編成2両だけが残っていた。 車両は先端部が三角に出っ張っているのが特徴。切削されたダイヤモンドのようにも見えるため、「ダイヤモンドカット」の通称で愛された。2005年からは、かつて別所線を走っていた木造の丸窓電車のラッピングを施し、「まるまどりーむ号」として運行してきた。 上田電鉄によると、引退発表後は
宮崎県は7日、JR日豊線などの高速化に関する調査結果を県議会総務政策委員会で報告した。カーブを高速で走行できる「振り子車両」を導入し、線路の一部を新設した場合、宮崎―鹿児島中央駅間の所要時間は現行より41分短縮され、1時間30分程度にできるとした。 県が列車の速度を上げて時間を短縮する「高速化」について、大分―鹿児島中央駅間(約330キロ)を調査した。報告によると、大分―宮崎駅間では所要時間は現行より約27分短縮され、2時間40分程度となるとした。 大分―鹿児島中央駅間の整備費用の見込みは2762億円。距離に応じて鹿児島、大分両県と案分すると、宮崎県分は1308億円になるとした。 一方、振り子車両の導入や新たな線路の建設を行わず、線路や駅の改良にとどめた場合、宮崎―鹿児島中央駅間は10分11秒、大分―宮崎駅間は4分55秒短縮される。大分―鹿児島中央駅間の整備費用は151億円を見込んでいる。
愛知環状鉄道の開業30周年を祝う記念列車の出発式が3日、愛知県豊田市の新豊田駅で行われ、大村秀章知事をはじめ岡崎、瀬戸、春日井、豊田の沿線4市の市長、副市長らが出席した。 記念列車は特別にあしらわれたヘッドマークを付けて北野桝塚―瀬戸口で運行され、事前に募った約80人が2両編成の車両に乗車した。記念列車が豊田市駅に到着すると、グレート家康公「葵」武将隊のセレモニーやテープカットなどで開業30周年を祝った。ホームには大勢の鉄道ファンが集まり、記念列車にカメラを向けていた。 この後、記念式典が同市小坂本町の豊田産業文化センターで開かれ、同社の長崎栄一社長が「安全、安定輸送を第一に地域の鉄道として、沿線の発展に貢献していきたい」とあいさつ。沿線市を代表して同市の太田稔彦市長は、中心市街地が愛知環状鉄道の開業とともに発展してきたことを挙げ、「まちづくりには鉄道をはじめ公共交通は欠かせない。愛知環状
受験生向けにJR福島駅などが無料で配布する「合格祈願きっぷ」に8日、表記ミスが発覚し、配布が中止になった。 切符(縦4センチ、横10センチ)にはJR東日本管内の駅名で語呂合わせをした応援メッセージが記されていたが、「佐久平駅」(長野県佐久市)は本来「小海線」にあるのに「小梅線」と表記されていた。JR東日本福島支店によると、切符を受け取った人から「縁起の良い『梅』と表記したのですか」と問い合わせがあり、ミスが発覚した。用意した5000枚のうち、327枚が福島駅と原ノ町駅(福島県南相馬市)で受験生らに配られたという。 配布は8日午前10時から始まったが、昼前に中止された。再配布は行わないという。同支店では「深くおわび申し上げる」と話している。
廃線となった旧神岡鉄道の奥飛騨温泉口駅(飛騨市神岡町)構内に展示されている、ディーゼル車「おくひだ1号」(1両)が3日、冬季保管準備のため約3キロ離れた同鉄道の神岡鉱山前駅へ自走移動した。 おくひだ1号は今年4月、イベントのため2006年11月の廃線以来、1日限定での復活を果たし、体験乗車が実施された。その後、奥飛騨温泉口駅に展示され、鉄道ファンなどが写真撮影などを楽しんでいた。 車両の復活は、廃線跡を活用してレールマウンテンバイクを走らせているNPO法人「神岡・町づくりネットワーク」と飛騨市が企画。この日の移動も同バイクが先導するかたちで行われた。 NPO法人事務局の田口由加子さん(39)は「今年は多くのお客さまに来てもらいおくひだ1号の復活を喜んでもらった。来年も車両の体験乗車を計画しており、地元の観光を盛り上げていきたい」と話していた。
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