北陸新幹線敦賀開業後の特急存続について「考えていない」と話すJR西日本の来島達夫社長=9月19日、大阪府大阪市の本社 JR西日本の来島達夫社長は9月19日の定例会見で、北陸新幹線へのフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)導入断念に伴い、全線開業まで敦賀駅(福井県敦賀市)で乗り換えが生じる問題について「原則に従って新幹線をご利用願いたい」と述べ、県などが求める福井駅までの特急乗り入れに否定的な見解を示した。ただ、敦賀駅発着全ての新幹線と短い待ち時間で乗り継げる特急の便数確保について「ダイヤの工夫で極力乗り換えの抵抗をなくしたい」とし、議論の余地がある可能性を示唆した。 国土交通省が8月末に北陸新幹線へのFGT導入を断念してから初の定例会見となった来島社長は、九州新幹線長崎ルートで見送られた経緯を踏まえ「現在の技術、経済性で導入するわけにはいかないという立場。断念は受け入れる」と述べた。
神戸市が、市西部と中心部の三宮や新神戸を結ぶ市営地下鉄西神・山手線で、平成7(1995)年の阪神大震災以降運行を取りやめていた快速電車の復活を検討していることが19日、分かった。待避駅の改修工事などに数百億円規模の投資が必要だが、将来的な阪急電鉄との相互直通運転を視野に入れている。 同線は震災前の5年7月から午前10時~午後5時に限って快速電車を運行。西神中央駅から新幹線と接続する新神戸駅まで通常32分の所要時間を26分に短縮して結んでいた。しかし、普通を追い抜く待避駅が名谷しかなく、本数の多い朝夕のラッシュ時に運行できないことから、震災後に運行を停止した。 市の案では、新たな待避駅を設けるために上沢など複数の駅施設を拡張。早ければ31年(2019)度にも沿線需要や工事費の本格調査を行い、5年後の実現を目指す。 快速復活の先には、市営地下鉄と阪急神戸線の相互直通運転を見据えている。直通運転
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