© Photo:Bill Brine/Flickr The south shore of Martha’s Vineyard米コロンビア大学の博士課程に在籍するクロエ・グスタフソン氏らの研究チームは、ニュージャージー州沖からマサチューセッツ州の島マーサズ・ヴィニヤードまでの90キロメートルにわたって海底下の帯水層を測定し、2019年6月18日、一連の成果をまとめた研究論文を科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」で発表した。 研究論文によると、帯水層はアメリカ大西洋岸で350キロメートル以上に伸び、2800立方キロメートルの低塩分地下水が存在しているとみられている。水量にするとなんと推定739兆ガロン(約2797兆4193億リットル)にもなり、これは世界最大規模。 1970年代に石油を求めて海岸線を掘削した際、石油の代わりに水が見つかったことで海底に淡水があることが分かっていた。これだけ水
