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ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (4)

  • ルネサスは二度死ぬ : 池田信夫 blog

    2012年12月24日13:00 カテゴリ経済 ルネサスは二度死ぬ どうやらシャープに続いて、パナソニックも危なくなってきたようだ。ルネサスも「日の丸ファンド」で救済されたが、これは新たな悲劇の始まりである。今週のメルマガから引用しておこう。 半導体大手のルネサスエレクトロニクスが、産業革新機構とトヨタ自動車やパナソニックなど国内企業8社から1500億円の増資を受けることが決まりました。そのうち革新機構が1383億円を引き受ける、事実上の「国有化」です。 今春にルネサスの資金繰りが急に悪化したとき、大株主の日立製作所、三菱電機、NECに支援を要請しましたが、3社は増資を断りました。このためメインバンクの仲介で、米系ファンドKKRが1000億円の出資をする話が進みました。 ところが自動車用マイコンの発注者であるトヨタなどが「中国企業に事業売却されるのではないか」とか「足元を見て価格を大幅に引

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  • 電力会社の社員に表現の自由はないのか : 池田信夫 blog

    2012年07月18日22:12 カテゴリ法/政治 電力会社の社員に表現の自由はないのか 15日に名古屋市で開かれた意見聴取会での中部電力社員の発言が問題になっている。野田首相は意見聴取会から電力会社の社員を排除する方針を表明し、中部電力は「不適切な発言」があったとして、この課長(岡道明氏)を注意処分にした。彼はそれほど不適切なことを言ったのだろうか。 報道によれば、彼の発言はおおむね次のようなものだ。政府の示す「原発依存度」の3つの選択肢について「個人的な意見として、原発をなくせば経済や消費が落ち込み、日が衰退する」として「20~25%」を選び、「原子力のリスクは過大評価されている。(福島第一原発事故で)放射能の直接影響で亡くなった方は1人もいない。今後、5年10年たってもこの状況は変わらないと思う」と述べたところで、会場から野次が出て聞こえなくなった。 会社が注意したことでもわかる

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  • 中国とヨーロッパはどこで「大分岐」したのか : 池田信夫 blog

    2012年04月05日10:29 カテゴリ 中国とヨーロッパはどこで「大分岐」したのか 従来の経済史では、ヨーロッパのように封建社会が近代社会になるのが典型的な歴史の発展で、中国は専制国家のもとで停滞していたと考えられているが、最近の研究はこうした西洋の自民族中心主義を否定している。18世紀まで市場経済がもっとも発達していたのは中国であり、むしろ後進地域だった西洋が産業革命を実現して中国を逆転する大分岐(great divergence)が起こったのはなぜか、というのが大きなテーマである。 その原因をClarkは出生率に求め、Mokyrは啓蒙思想に求め、Pomeranzは土地(新大陸)と燃料(石炭)の開発に求める。この他にもさまざまな説があり、まだ定説といえるものはないが、書が重視するのは戦争である。世界史の中で近世ヨーロッパの最大の特徴は、それが地域的に分断され、数百年にわたって絶え

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  • 優秀な技術者と無能な経営者 : 池田信夫 blog

    2012年03月25日13:33 カテゴリ経済 優秀な技術者と無能な経営者 アゴラで竹内健氏の『世界で勝負する仕事術』を紹介したら、井上晃宏氏がそれをフォローする記事を書いているので、私も補足しておこう。 湯之上隆氏の話はJBpressの連載にもくわしく書かれているが、要は日の半導体がだめになった原因は技術ではなく、無能な経営者だという話である。彼の「日のDRAMは過剰品質だ」という批判はエルピーダなど最近の半導体については当てはまらないようだが、技術陣が既存技術の改良にこだわり、コスト削減を軽視する体質は、コンピュータや通信など他の分野でもよくみられる。 日軍が艦隊決戦主義や三八式歩兵銃のような古い技術にこだわって失敗したことは、『失敗の質』でも指摘されている。古い技術に習熟した技術者にとっては、新しい技術を一から勉強するより、既存技術を改良して変化に対応することが合理的だ。古い

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