あなたが住む地域では、変わった「祭り」はあるだろうか? イベントとして楽しいものだが、「祭り」とは、本来 神様を「祀る(まつる)」という意味がある。 日本には「八百万(やおろず)の神」という言葉が示すように、実に多くの神々が存在する。 土地や家、気象の神もいれば、動物、植物にも神が宿ると言われるなど、日本ならではの神観念がある。 祭りは、その神々を迎え「感謝」と「祈願」を込めて、神様をもてなすためにおこなう。 そんな祭りにも、「奇祭」と呼ばれるものがある。 中でも、「生殖器崇拝」という、「性の祭り」をご存じだろうか。 あからさまな“男根”や“女陰”を象徴として崇めるという、一見奇妙な祭りである。 男女の性器を模した遺跡は、縄文時代から存在していたとされるほど、古来より継承されてきた。 生殖器は、命の源として「神聖なもの」とする考えがあるのだ。 そんな意味を知りつつ、今回は、日本全国に点在す