【7月13日 AFP】(一部訂正)EU加盟4か国とトルコの5か国首相は13日、EUがエネルギー供給のロシア依存を軽減するために構想してきた「ナブッコ・パイプライン」建設の政府間協定に調印した。 同パイプラインはエネルギー供給における欧州のロシアに対する依存を減らす目的で、総工費79億ユーロ(約1兆50億円)をかけて建設する。2014年に開通予定で、1日当たり310億平方メートルの天然ガスを、カスピ海からトルコ、バルカン半島を経由し、オーストリアから欧州各国に供給する。 ただし、同計画は長く延期されており、供給源となる国も確定していない。 今回の政府間協定は、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)トルコ首相、セルゲイ・スタニシェフ(Sergey Stanishev)ブルガリア首相、エミル・ボック(Emil Boc)ルーマニア首相、バイナイ・ゴルドン(Baj
(英エコノミスト誌 2009年7月11日号) 世界の準備通貨としての米ドルの地位が脅かされている。 かつて、中国人は米ドルを「美金(メイジン)」と呼んでいた。「米国の金」という意味だ。闇市場でドルを購入することは、個人の貯蓄を守る最も安全な方法と考えられていた。 ところが今年6月、ティモシー・ガイトナー米財務長官が北京大学で行った講演で、中国政府が保有する米国債は安全だと発言すると、聴衆の学生から笑いが起きた。ドルへの信頼は衰えているのだ。 7月8日にイタリアのラクイラで始まった、年に1度のG8サミットに向けた準備期間中、中国とロシア、インドの首脳は、国際通貨制度におけるドルの支配に終止符を打つべきだと訴えた。 ドルの支配に相次ぎ異議 ロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領は5日、ドル体制には「欠陥がある」と述べた。ロシアの中央銀行はドルの保有量を減らしている。中国の中央銀行
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