終わりなく増えていくストリームデータ特化の分散ストレージ「Pravega」、EMCがオープンソースで公開。これまでのストレージとどう違う?[PR] ファイルへの保存やデータベースへの格納といった、これまで親しまれてきた方法では扱いにくい、新しい形式のデータが存在感を高めつつあります。 それは継続的に大量のデータが流れ込んでくる「ストリームデータ」です。 例えば、システム内のさまざまなアプリケーションやサーバが生成するログ、ソーシャルメディアから流れてくる利用者の声や自社製品の評判、あるいはIoTを活用したシステムでは、工場内やオフィス、工作機械や自動車などの機器に組み込まれた多数のセンサーから大量に送られてくるリアルタイムデータなどがそれにあたります。 Pravega:終わりがなく増えていくストリームデータのためのストレージ ストリームデータの特徴として、その内容が温度や位置情報、画像、動
マイクロソフト、リアルタイム分析のApache Stormをクラウドサービスで提供へ。Azure HDInsightに追加 マイクロソフトは同社のクラウドサービスであるMicrosoft Azureで、Hadoopをベースとしたマネージドサービスである「HDInsight」を提供しています。このHDInsightに、Hadoopによるバッチ処理に加えて、ほぼリアルタイムで大規模なデータ分析を実現するApache Stormをベースにしたサービスを追加すると発表しました。現在プレビュー公開中。 Hadoopは大規模なデータ分析を得意としていますが、基本的にはバッチ処理を行うように作られているため、流入するデータを次々に分析するようなリアルタイムに近い分析処理は得意ではありません。一方でApache Stormは短期間にデータ分析を次々に行う、いわゆるニアリアルタイムを得意としています。 Ap
トレジャーデータの分析エンジンを採用した「Yahoo! ビッグデータインサイト」提供開始。月1000万件60回クエリまで無料のプランも。IDCフロンティア Yahoo! ビッグデータインサイトは、IDCフロンティアのクラウド基盤にfluentdやトレジャーデータのtd-agent、バルクアップローダーなどによってクラウドデータを収集、保存し、Hadoopなどの分散処理システムを組み合わせたトレジャーデータのデータ分析エンジンでデータの分析を行えるもの。 分析した結果はSQLやPig、REST API、ODBC/JDBCなどで得ることができます。分析処理基盤の性能はIDCフロンティア側でつねに最適化を行い、またデータは3重コピーによって保管されています。 利用者はビッグデータのためのインフラや分析ツールの構築や維持費用の手間を省け、数百億件ものデータであってもクラウド上の分散処理基板を活用し
Google、大規模データをリアルタイムに分析できるクラウドサービス「Google Cloud Dataflow」を発表。「1年前からMapReduceは使っていない」。Google I/O 2014 大規模分散処理のフレームワークとしてGoogleが開発し、Hadoopに採用されて広く使われているMapReduce。しかしGoogleはもうMapReduceを使わず、より優れた処理系の「Google Cloud Dataflow」を使っていることが、Google I/O 2014の基調講演で明らかにされました。 GoogleのシニアバイスプレジデントUrs Hölzle氏は、「エクサバイトのスケールまで扱え、パイプライン処理を記述しやすく最適化もしてくれる。それにバッチもリアルタイム分析も同じコードで記述できる」と、Cloud Dataflowの特長を説明します。 Google I/Oの
ストーンブレイカー氏が新たに立ち上げた「Tamr」は、ばらばらに存在する企業内外のデータを機械学習で自動的に整理統合 データベースの大御所として知られるマイケル・ストーンブレイカー氏。IngresやPostgresといったリレーショナルデータベースの先駆けとなる製品を開発、InformixのCTOを務め、またカラム型データベースのVerticaを創業、最近ではVoltDBを創業するなど、データベースの先端技術を商用化し続けてきました。 そのストーンブレイカー氏が共同創業者として立ち上げた企業が「Tamr」(テイマーと発音するようです)です。同社は5月19日、Google Venturesなどから1600万ドル(約16億円)の投資を受けるのと同時に、同社製品(社名と同じTamr)を発表しました。 高度なデータウェアハウスをほぼ自動的に作ってくれる Tamrとは、これまでストーンブレイカー氏が
米インテルとHadoopのディストリビューションベンダーとして知られる米クラウデラは、インテルがクラウデラへ出資、インテルがクラウデラの戦略的な筆頭株主となることを発表しました。 Cloudera, Intel Commit to Accelerate and Transform How Enterprises Use Big Data; Intel Makes Significant Equity Investment in Cloudera これはインテルにとってデータセンター関連で過去最大の投資。 プレスリリースでクラウデラは次のように記し、同社のHadoopディストリビューションをインテルアーキテクチャへ最適化していくと説明しています。インテルは技術やマーケティングの面でこれを支援していくとのこと。 Cloudera will develop and optimize Cloude
米IBMがラスベガスで開催中のイベント「IBM Pulse 2014」。2日目のジェネラルセッションでは、SoftLayerクラウド上で、人工知能Watsonをベースにしたビッグデータ分析サービスなどを提供することが発表されました。 Watsonはクイズ番組で人間のチャンピオンと渡り合う能力を持つ人工知能として知られています。IBMは大量のデータを基に人間のように認知し判断するWatsonの技術を「コグニティブ・コンピューティング」(Cognitive Computing)と呼び、これを商用化する部門を今年1月に立ち上げたばかりです。 SoftLayerで提供される新サービスは、膨大なビッグデータに対する情報の分析や抽出を支援するための「Watson Discovery Advisor」「Watson Engagement Advisor」。さらにサードパーティがWatsonをベースにした
8月31日から2日間、都内で行われたイベント「Cloud Computing World Tokyo 2011」。そのイベントへの申し込み段階で最初に満員となったのが、国立情報学研究所 佐藤一郎教授のセッション「クラウドコンピューティングの将来動向」でした。 技術的な背景に基づき、ビッグデータ活用に必要な条件とは何か、クラウドのビジネスモデルはどうなるのか、データセンターの進化の方向などについて、具体的な解説が行われています。 この記事では、その講演の内容を紹介しましょう。 (本記事は「国立情報学研究所 佐藤教授が語る「クラウドコンピューティングの将来動向」(ビッグデータ編)」の続きです。 クラウドのサービス開発は日本に向いている 2年前、グーグルのエリック・シュミット氏は、インフラを作る時代はそろそろ終わり、これからサービスの時代だ、と言っています。実際にそうだと思いますし、これからはク
EMCは不思議な会社だ。だが、5月第2週に同社が米国ネバダ州ラスベガスで開催した「EMC World 2013」における基調講演やブリーフィングを聞いていると、それほど不思議でなく見えてくることが、さらに不思議だ。 EMCは不思議な会社だ。だが、5月第2週に同社が米国ネバダ州ラスベガスで開催した「EMC World 2013」における基調講演やブリーフィングを聞いていると、それほど不思議でなく見えてくることが、さらに不思議だ。 まず、何が不思議なのか。ヴイエムウェア、RSAセキュリティ、そして新会社Pivotalの親会社であるEMCという企業は、もはや「ストレージ屋」ではない。しかも、米国IT業界における過去数年の傾向である「隣接分野への進出」というフレーズでは形容しきれないほどに、「非ストレージ屋化」は進んでいる。 サーバ機は直接持たないものの、「VSPEX」というゆるい垂直統合製品提供
SAP、ミッションクリティカルなERP/CRM向けクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」を発表。基幹業務に特化したベアメタルサーバと仮想プライベートクラウド SAPは、同社の主力製品であるSAP Business Suiteを、ミッションクリティカルな基幹業務向けにクラウドで本格的に提供するサービスを発表しました。 「SAP HANA Enterprise Cloud」は、同社の専用データセンターを基盤にインメモリデータベースであるSAP HANAを用い、その上にERP/CRMなどの機能を持つSAP Business Suiteと、データ分析機能を備持つNetWeaver Business Warehouseなどのアプリケーションを提供します。 SAPはSAP HANA Enterprise Cloudを、大規模でミッションクリティカルな基幹業務用途を対象に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く